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中学を卒業した、その先で ——彼らは、どう歩いているか

これまで3回にわたって、中学年代で育てたい力——自分で考え、自分で解決し、自分で背負う力——について、お話ししてきました。

今回は、少し先の話をさせてください。その力を身につけた子どもたちが、中学を卒業したあと、どんなふうに歩いているのか。私が一番、お伝えしたいことです。

【正直に言います。中学の戦績を、最優先にはしていません】

はじめに、正直なことをお話しします。RayoNAGOYAは、中学年代の試合で、華々しい戦績を残すことを、一番の目標にはしていません。もちろん、勝利を目指して全力を尽くします。けれど、「中学で勝つこと」よりも、「その先で伸びること」を、ずっと大切にしています。

そう言うと、「では、実際どうなのか」と思われるかもしれません。ですので、事実をお話しします。

【卒業生の、9割が】

これまでにRayoNAGOYAを巣立った選手は、5期でおよそ30名。

そのうち、9割近くの子が、高校に進んでも、サッカーを続けています。中学でやりきって満足するのではなく、その先でも、自分の意志でボールを追い続けている。私は、この「続けている」という事実そのものを、何より誇りに思っています。

そして、その進んだ先で、彼らは活躍しています。

県内でも有数の強豪校で、2年生からスタメンを掴んだ子。別の強豪校で、スタメンとして、そしてチームのキャプテンを任された子。県大会に出場する高校で、中心選手になっている子。進学した先で、キャプテンに選ばれた子。セカンドチームで、リーグのMVPに輝いた子。——これは、一人の特別な子の話ではありません。それぞれ別の子が、それぞれの場所で、力を発揮しているのです。

【進学先の先生が、驚いて聞いてくること】

けれど、私が本当に嬉しいのは、戦績そのものではありません。

進学先の先生方から、こんな言葉をいただくことがあるのです。

ある特待生となった卒業生について、その高校の先生は、こうおっしゃいました。「サッカーの技術は教えられても、人間性は、そう簡単には変えられない。この子には、それが備わっている」と。

別の卒業生については、進学先の指導者から「人間性が、抜群ですね。いったい、どうやって育てたんですか」と、尋ねられたこともあります。

——どうやって育てたのか。

その答えは、これまでの連載でお話ししてきたことに、すべて詰まっています。私たちは、特別なことをしたわけではありません。ただ、中学の3年間、彼らが自分で考え、自分で決め、自分のプレーを自分で背負えるように、そばで見守ってきただけです。技術を教え込む前に、その子自身が育つのを、信じて待った。それだけです。

けれど、その「それだけ」が、高校で、その先で、じわじわと効いてくる。指示を待つのではなく、自分で判断できる。うまくいかなくても、人のせいにせず、自分で立て直せる。仲間から信頼される。——そういう力は、進学して環境が変わっても、消えません。むしろ、新しい場所でこそ、その子を支えてくれます。

【中学の3年間は、通過点です】

保護者の方に、お伝えしたいことがあります。

中学年代のサッカーは、ゴールではありません。通過点です。この時期の勝ち負けは、大切ではあるけれど、人生の長さから見れば、ほんの一瞬です。

本当に問われるのは、その3年間で、お子さんが何を身につけたか。試合に勝つ技術だけを詰め込まれた子と、自分で考え、自分で背負う力を育てた子とでは、高校に上がってからの伸びが、まるで違ってきます。前者は、教わったことの範囲で止まりやすい。後者は、どんな環境でも、自分で伸びていける。

私たちが中学年代で育てたいのは、目の前の一勝ではなく、卒業した先の、ずっと長い道を、自分の足で歩いていける力なのです。

【次回は】

ここまで、中学年代で育てたい力と、その先にある姿を、お話ししてきました。

では、その力は、具体的にどんな練習の中で育っていくのか。次回からは、RayoNAGOYAの日々の活動の中に、もう少し踏み込んでいきたいと思います。派手ではないけれど、子どもたちが自分で考え、自分で成長していく、その現場の風景を、お伝えできればと思います。

お子さんの「いま」だけでなく、「その先」を一緒に見つめていけたら。私たちは、そう願っています。

RayoNAGOYAでは、中学の勝敗よりも、卒業したその先で伸びていける力を育てることを、何より大切にしています。その雰囲気は、文章だけでは伝わりきりません。ぜひ一度、練習体験にお越しください。

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