1月9日
この日はクラブカップ2次トーナメントが行われました。
2022年U14の初めての公式戦。前日のU13リーグでのケガ人や当日欠席の影響で10人での試合となりました。
試合前には、
「この試合に負けた時の言い訳はいくらでもある。ただ、この試合を勝った時に得られるものはとてつもなく大きな自信と経験だよ」
ポジティブなパワーを注入し試合に挑みます。
序盤はゲームの流れを確認するため激しくシンプルにゲームを進めます。
メンタルでボールは取れませんが、相手の気持ちを上回らなければ球際でボールは奪い取れません。
そして人がするスポーツである以上、いつもより個性を発揮しやすい状況を作ること。
仲間を認め合うチームだからこそ決して型にはまることなく、自分たちで良さを発揮していきます。
4-4-2の相手に対して、スペースを見つけ立ち位置を変え中盤のラインを突破。
先月から取り組んできた個人戦術がベース。
「自分をマークしているのは誰か」が分かれば人数差は気になりません。
中でも航(西中FC)は、いつもと違うポジションながら攻守両面でバランスを取ることができ、多くの場面でチームを助けてくれました。
ボールが逆サイドにあるときのポジショニングはサッカーを学ぶものしかわからない奥深さがあります。
0-0で折り返したハーフタイム、半ば満足げな選手たちのおごりをなくし、守備は丁寧に攻撃はダイナミックにプレーすることを求める。
「次やったら勝てるよな」
ひとつ上のカテゴリーで戦ってきた選手たちに、そんな言葉は似合いません。
「絶対に勝つ」
透生(RayoNAGOYA)のシュートは幾度となくポストをたたき、再三訪れるチャンスも相手キーパーのスーパーセーブに阻まれ得点を奪うことができません。
サッカーは判断のスポーツ、そしてその判断は感情の影響を受けます。
Rayoはポジティブな感情を重視するチーム。
最後まで前向きな感情で、攻撃的にプレーし続けました。
スコアレスドロー。
極度な疲労の中、蹴りたいという選手が半数を超えていました。
気負いや過度の緊張は見られません。
そして最後は順顕(一色中)が見事にセーブし勝利!!
今後決して起こらないような状況での試合を、勝利で飾ることができました。
ピッチ上での選手同士の関わり合い、仲間と声を掛け合って試合をする姿。
日頃の仲間を大切にする姿勢が、試合では躍動感を生み、10人という劣勢の中でも前向きな試合をすることができました。
感情は人に影響を与えます。
いつも前向きに戦う選手たちの姿は、見ている方たちをポジティブで前向きな気持ちにします。
この先どんなストーリーを描くのか。
まだまだ子どもたちの物語は始まったばかり。
【結果】
RayoNAGOYA 4(PK)3 トライルSC
対戦していただいたトライルSCの選手及び関係者の皆様、また応援に駆けつけていただいた保護者の方々、ありがとうございました。
ケガで悔しい思いをしているにも関わらず会場に駆けつけてくれた寛太。
みんなが君の復帰を待っています。