先日出席したミーティングでこんな発言がありました。
「自らが受けた指導を指導者は行う」
それと逆の指導をするのは、今の自分、ひいては自分の過去を否定する行動となり、よほどのひどい指導を受けていない限りそうなるのは納得。
私が理解している指導(コーチング)は以下の3種類
①独裁者スタイル(命令型)
②ベビーシッタースタイル(従順型)
③協調スタイル
簡単な特徴は以下の通り
①独裁者スタイル・・・コーチに対してチームや選手が忠実に従う一方向性のスタイル
②ベビーシッター・・・コーチが選手に対して従い、従順に手取り足取り教える①とは真逆の一方向性のスタイル
③協調スタイル・・・コーチが選手とチームを尊重し、意見や考えを重視した双方向性のスタイル
もちろんどれが良い悪いの話ではないが、注意点を少し書いてみます。
【独裁者スタイル】
「やらせる⇔やらされる」の関係が強いため、やりすぎると脳の動きが悪くなる。また脳が働かなくてもいいという癖がついてしまう。
【ベビーシッタースタイル】
「誉める」行動は、自信と勇気を促すが、一方で甘えの増長や自らの思考・判断を停止させる負の効果を持っている。「叱る」行動は、反省・努力・改善を促進しエラー修正に大きく貢献する。一方で畏縮やモチベーションの減退などの負の効果も合わせ持つ。「誉める」はアクセル「叱る」はブレーキとする。褒めすぎは「依存心」を育て、叱りすぎは畏縮により「チャレンジ精神」を失うため注意が必要。
【協調スタイル】
選手の主体性を促すスタイル。指導者が指導する部分と選手が自ら学ばなければならない部分のバランスを取ることが難しいが、選手自身が主となるためパワーとモチベーションが持続する。ただしテクニックの習得などの基礎的な動き作りには不向き。
すべてに良いところと悪いところがありますが、『子どもたちの成長を最優先』に考えたときに『周りに依存せず自分の周りで起きていることを「自分事」として考えられる子』は人の何十倍も成長速度が速くなります。また、「何かのせいにしない子」は周りの信頼を得られます。
そのためRayoでは『協調スタイル』を最重要視しています。
それでも月曜日行っているIDPの時などは、基礎的な部分にフォーカスしているため、指導方法を変えながら行っています。
お父さんお母さんもお子さんと接するときの参考にしてくださいね。
お子さんのことでご相談があれば、いつでも声掛けてください。