12月にU13リーグも3分の2を終え、今年に入ってからは勝点の近いチーム同士の戦い。
先週の2連戦では確実な成長を見せながらも、残り5分で逆転されるということを経験し、「自分たちのチーム」のために細かな意識のズレを合わせる重要性を学びました。
迎えたこの日、12月のトレーニングマッチで敗戦しているFCDIVINE。
チームとしての成長が試される一戦となりました。
今週のトレーニングテーマは「マーク」。
対象のポジションを「サイドバック」とし、ラインを下げないための準備からミッドフィルダーとディフェンスラインの守備の再構築を学びました。
試合では両サイドバックのこうし(大治南SSS)とそうたろう(三日月クラブ)が状況を判断して、的確にアプローチ、そしてそれに連動する、あつは(RayoNAGOYA)てっしょう(三日月クラブ)じゅんかいは守備バランスを整える。
ポジションが変わったあとはプレーが切れるまでそのままのポジションでプレーするため、違ったポジションの理解も問われるのがこのプレイモデルの良い所。
そうたろうが高い位置にアプローチにいった後に、攻撃にそのまま関わり相手サイドバックとの1対1をし、クロスを何度か上げていたように、様々なポジションのも行えるようになっていくことで、もし高校で同年代にスペシャルな選手がいた時に、3年間ベンチを温めなくていいように準備をする。
DIVINEの、サイドチェンジ後のサイドでの数的有利からの崩しに対して、オーバーラップする時間を与えずボールを奪取し、相手を困らせたのはトレーニングの成果。
ラインは高い位置をキープし、相手ゴールに近いゾーンで攻撃をスタートさせることでゴールに迫るシーンを増やすことが出来たいた。
しかし相手のコンパクトな守備ブロックに対してのバイタルの侵入はまだまだ精度を上げられるところ。
ゲーム中ではほんの2~3歩の高さを変える事で、思ったように相手を動かすことが出来るのがサッカーの面白い所です。
スコアレスで迎えた後半5分、相手の幅のある攻撃に対しての対応と、オーバーラップするサイドバックの空けたスペースのを狙うためフォーメーションの変更を行う。
その5分後、キーパーへのパスをねらったこうき(三日月クラブ)がダッシュでプレスする。
そこからこぼれたボールを、りく(RayoNAGOYA)、だいき(RayoNAGOYA)とシュートを放つも体を投げ出すディフェンスに阻まれゴールはならず。
得点が動いたのは後半19分。
りくとだいきのプレスからボールを奪い、りくが強烈なのシュートを放つ。
手元でぶれたボールをキーパーは弾くのが精いっぱい。
そこに詰めた、こうきがゴール!!!
ゴールの瞬間、感情を爆発させ、こうきの周りに集まる選手たち。
「よし、前から行こうぜ」と全員の意志をひとつにする。
ひとつになったチームほど強いものはない。
このまま全員が走り切り1-0での勝利。
終了のホイッスルと同時に「よっしゃ!!」と喜ぶ選手たち。
背中から聞こえる「やったやったー」と選手と同じく感情を表し、とても大きな拍手をくれる保護者の方々。
選手たちを全力でプレーさせてくれるのは、もちろん本人の思いもありますが、『自分を認めてくれる仲間』と、こういった『素晴らしい環境』なんだなと改めて実感できました。
すべての試合を全力で戦い、仲間がゴールをすれば全員で祝福し、勝利すれば全身で喜ぶ。
本当にRayoらしい、素敵なチームです。
選手たちが全力でプレーしている姿を見せることで、日常に刺激を与えることが出来ているのであれば、これほど幸せなことあありません。
彼らのU13リーグも残り3試合。
すべての時間を『自分たちのチーム』の成長のために。
【NEXTMATCH】
1月28日(土)U13リーグ
RayoNAGOYA vs滝ノ水FCwith(14:00KICKOFF)
会場:半田マリングラウンド