晴天の日曜日。
久しぶりの会場。
「自分たちの試合」に向けて、日々前向きに取り組んでいる選手たち。
ベストなプレーができるよう環境の変化に対応し、緊張感がある試合を続けている選手たち。
この日は「碧FC」さんとの試合。
【結果】
RayoNAGOYA 5-0 碧FC
得点者:りく(RayoNAGOYA)×3、ひろたか(AVANCO)、えいと(RayoNAGOYA)
1-3-4-2-1の相手に対してトレーニングでは中盤が数的同数の時の幅の取り方を明確にしました。
個人の特徴とボール周辺の状況を理解し、「サポートに寄るべきなのか」「ポジションをキープするべきなのか」の判断は向上してきたように思います。
スペイン帰国後から求めてきた『ディフェンス強度の高さ』。
相手が耐えられないときはファールになってしまうこともありますが、格上の相手とやっていくにはまだまだ足りません。
そして、そんな中でトレーニングしているからこそ攻撃がスムーズにいっていることを忘れてはいけません。
成長期である彼らは、「クラムジー」という見えない敵と戦い、己と向き合う。
そしてある日突然成長が訪れる。
直線的に向上してくる学問とは違い、非線形で成長するサッカーにおいて、プレッシャーから解放し色々なプレーの選択を実行していくからこそ飛躍的な成長が訪れる。
いまの3年生はまさにそういったプレーを見せてくれる。
この日はサイドから攻撃を仕掛ける選手が躍動。
えいととひろたかの右サイドは流動的なアクションで相手を混乱させ、左サイドはこうだい(三日月クラブ)ゆうと(NagoyaS.S)じゅんかいの安定したボール回しでグループで制圧する。
3バックの脇の選手に対して休ませることなく攻撃を仕掛ける。
フリーに感じる選手が多いだけに、いつもより長いパスが多く、ドリブルのスピードが上がりすぎてのボールロストする場面も多かったものの、
こうだいの前線への抜け出しや、ひなたのミドルシュートなど、求めてきたことを表現してくれました。
後半になると、じゅんかいの積極的な仕掛けで、カバーができなくなってきたディフェンスラインに対し、背後を狙い続けて3点を追加。
5月のリーグ戦を負けなしで終えることができました。
試合前のミーティング
ハーフタイムのミーティング
選手たちはいつも自分たちで行います。
自分たちで有限な時間を使い、ゲームに向かう。
「やらされてしまう」「流されてしまう」子が多い時代だからこそ。
『自分たちのサッカーに、自分たちで向き合う』ことが大事だと思います。
そしてそこでのツールにするために、毎週のトレーニングの重要度は必然的に高くなります。
トレーニング前のスピーチ。
最近ではトレーニング前にお題を与えられ、即興で話すようにしています。
もちろん話す側の変化もですが、聞いている選手たちの姿勢が何より変わってきました。
選手たちの今後が楽しみです。