この日はRKフットボールさんとU15リーグを行いました。
年明けから雪などでトレーニングやリーグ戦が中止になり、テストも重なりコンディションも上がり切らない中でのここまで2試合。
サッカーの質以上に学年差からくる体格差やパワーの差を感じ、大差で敗戦。
U15リーグが始まるタイミングで、ピッチ上での主体的なプレーを改めて求め、Rayoは取り組み方を変えた。
すべての意見を『認める』ために、トレーニング前のスピーチではお題を決めることとした。
あるときは「生命」について語り、あるときには「空」について語る。
『空を見上げると幸せな気分になります』から始まり最後に『自分の部屋のカーテン』にまで話が及んだ『空』がテーマの話はあまりにも見事だった。
1節目はハーフタイムに自分たちの「上手くいった点」や「問題点」を選手が挙げ、問題点をまとめて修正する。2節目は1節目同様に取り組み、試合後には「振り返り」と「改善点」を洗いだしトレーニングで意識することを考えた。
そして3節目は、試合に向けての準備を学び、キックオフから『自分たちのチーム』のために全力でプレーするための準備の部分を再確認。
ある選手はこう言った
「試合前に選手だけでこんなに話すチームはRayoくらいだ」
試合は、相手は1-4-1-4-1のフォーメーションでブロックを敷いていた前回と構造は変わらず、ハイプレス時にセンターバックがボールを持った時にはFWかインサイドハーフがプレスを掛けてくる。
何度か引っかかる場面もあったが、こうだい(三日月クラブ)がボールを良く動かし数的同数でも局面を打開。
試合が進むにつれてフリーマンのひなたにボールが入る機会が増える。
コートの中心に位置するボランチがボールを多く触ると、ゲームを支配する時間が長くなる。
そして中盤の選手がフリーになると背後のスペースへ。
後半になるとの前半の効果が表れる。
ラインを整えながら下がる相手に対して、だいき(RayoNAGOYA)がバイタルエリアでボールを引き出し、えいと(RayoNAGOYA)がバイタルにドリブルで進入する。
全体の距離感も良く、そのエリアで前進できないと判断した時にのサイドチェンジも効率よく行い、終始Rayoペースで試合が進む。
得点は後半15分。
バイタルで前向きにドリブルを開始したえいとがディフェンスを外し、ペナルティエリア外からゴール。
10分後にはりく(RayoNAGOYA)があつはからボールを呼び込み追加点。
2-0で勝利した。
トレーニングでは『学び』、選手自身が『調整』。
試合では『適応』と『振り返り』。
受け身に「なんとなく過ごしていても」安全に暮らせる時代だからこそ、選手たち自身に『発信』してもらい、チームの一員としていく。
まだまだ「全員が積極的に」までとはいかないが、ピッチ上での会話の多さや「課題発見力」は間違いなくプラスに働いている。
今後も挑戦は続いていく。
応援ありがとうございました。
3月11日(土)vsSpirits(13:30KICKOFF)会場:テラスポ鶴舞