11月3日、豊田市の柳川瀬公園サッカー場でクラブカップが実施されました。
【結果】
RayoNAGOYAvs緑FC
前半0-0
後半0-3
TOTAL0-3
立ち上がりの悪さを何とかしたいという選手の意見もあり、当日は狭いエリアでしたが空間認知のステップワークと対人をウォーミングアップに組み込みました。
開始直後、両チームが狭いエリアでの攻防を繰り広げる。
右サイドの透生(RayoNAGOYA)・航(西中FC)・龍我(RayoNAGOYA)の3人が対人の強さを発揮すると、相手の攻撃は左サイドへ。
ショートパスが主体のRayoに対してダイレクトプレーを主攻とする緑FC。
緑FCは起点を右サイドバックに移しそこから同サイド、もしくは中央のDFの背後へのロングパスを供給。
前半10分過ぎまではほとんどシュートも打たれないものの、ロングボールへの対処が手間取り、押し込まれる展開へと変わっていく。
拮抗したレベルだけに、自分たちのやりたいことができないときは、相手のやりたいことをどうやって消すのか。そんなことを求められるゲーム。
左サイドの瑛斗(RayoNAGOYA)が相手サイドバックへのアプローチの角度を変え、徐々にサイドへ誘導していく。
試合は緊迫状態。
Rayoはゾーン2でボールを奪うと、シンプルにカウンターを仕掛け、前半30分には唯斗(グランパス名古屋)がディフェンスラインの背後へ。
後方から来た相手CBがスライディングをし、唯人は転倒。
PKでもおかしくない状況だったがジャッジはノーファール。
後半、緑FCは、前半なかったサイドバックからアンカーへの横パスを繋ぐ。
そこからディフェンスラインの背後を狙う。
ディフェンスラインの視野が中央に向くところでCBとSBの間のスペースへ。
1度、2度
同じ展開のところでRayoのアンカーへの対応が遅れ失点に繋がる。
慎重な後半の立ち上がりに、攻撃的な守る気持ちが途切れての失点。実に悔しい。
後半10分には疲れの見えてきた瑛斗と日向(西中FC)に変わり、彦孝(AVANCO)と涼真(西中FC)を投入。
献身的なプレーと、体を張ったボール奪取ができる2人を左サイドに入れることで守備面で主導権を握ることを試みる。
2人とも1年生とは思えない立ち振る舞いで相手に挑む。
前半より相手はバックパスが多くなり、ロングボールを蹴る選手が後方になったのは確か。
その結果、プレスを掛けに行く選手より押し上げが遅くなると、コート上で選手が二分してしまう。
後半25分頃まではプレスをかけた選手が戻ることで、何とか対応できていたが、点を取りたい時間帯に、もうひと踏ん張りできない。
ロングボールを蹴らさないのか、蹴らすならどこに人数を掛けたらいいか。
どこで密集を作りボールを奪うのか、そんなことを考える試合となりました。
後半ロスタイムでの失点。
疲れているからこそ戦わなければいけない。
全力で戦うからこそ、最後の最後まで戦い続けなければいけない。
自分だけでは戦えないから仲間がいる。
自分を奮い立たせて仲間を鼓舞し、全員が上を向いて戦えるチームになろう。
試合終了後には他クラブの指導者の方に『最後まで主導権を握ってましたね』と言っていただきました。
みんなの頑張りを見ている人がいる。
本当に嬉しいことです。
会場担当のシルフィードFCの関係者の皆様、対戦していただきました緑FCの関係者の皆様。
当日応援に駆けつけていただいた保護者の皆様本当にありがとうございました。