気温4℃風速9m。
なかなか体験できないような環境でのリーグ戦。
今までにない早さで全員が『自分たちのチーム』としての自覚をもち、寒風が刺さるような天気にも関わらずネガティブな雰囲気は一切ありません。
ホームグラウンドのFCUniteは前半風下をとり、後半勝負に出たい様子。
そんな相手の思いも気にせず、スタートから相手コートに押し込むRayo。
攻守の切り替えも早く、相手のダイレクトなプレーを簡単にさせません。
ただ、時折飛んでくるクリアのボールが風の影響で変化し、ヒヤリとした場面も。
しかしそんな中、あつは(RayoNAGOYA)は終始安定したプレーを披露。
今週行ったビルドアップのトレーニングをそのままに、攻撃を丁寧に続ける。
後ろの安定はチームにいい影響を与える。
両サイドバックは攻撃に積極的に関わり、ボールの保持を助け、中盤の選手たちも効果的にサポートを行った。
左サイドのそうたろう(三日月クラブ)を起点としてだいき(RayoNAGOYA)⇒こうだい(三日月クラブ)で前半を1ー0で折り返す。
ただ、前半を1点で折り返したのは相手にとっても想定内。
むしろ、後半風上に立つ相手にとっては、ひとつのアクシデントで同点に追いつける得点差は逆転さえ視野に入れられる。
ハーフタイムに告げたのは、さまざまな試合展開を想定内にすることで、混乱を避ける準備と新たな試合として挑む後半戦とすること。
後半になると前半とは違う相手と戦っているかと錯覚する雰囲気となった。
Uniteはとにかくダイレクト・ダイレクト・ダイレクト。
そしてこぼれ球を勢いよく拾いに来る。
中盤の選手が足先だけでコントロールをしに行くと、体を投げ出して奪いに来る。
そんな中でもRayoのディフェンス陣は冷静だった。
リスク管理を怠らず、相手に対して+1を残し相手にチャンスを与えない。
そんな堅実なプレーは攻撃にも表れ、ゴールキックから相手に一度も奪われる様子もなく相手ゴールに迫り、シュートチャンスを作る場面が幾度となく訪れた。
2点目は再びこうだい。
左からのクロスのこぼれ球をゴールネットに叩き込み試合終了。
この試合何より良かったのは、全員が活躍できたところ。
得点の場面こそ中盤の選手が多く関わったが、そこには相手ディフェンスが警戒するに値する「りく(RayoNAGOYA)」と「こうき(三日月クラブ)」の存在があった。
またビルドアップの場面でリスクを犯さず前進できたのは、もちろん「あつは」と「そういちろう(西中FC)」の存在も大きかったが、チームのために堅実な判断をした「てっしょう(三日月クラブ)」「こうし(大治南SSS)」「そうたろう」のプレーには大人の判断が見られた。
11人サッカーを学びながら勝点を重ねてきた世代。
11月から負けなしで2022年を終え、2023年はどんなスタートを切るのか。
まだ見ぬ未来のため、すべての時間を成長のために。
応援ありがとうございました。
【結果】
RayoNAGOYA 2-0 FC Unite
得点者:こうだい×2
【NEXTMATCH】
1月14日(土)愛西市親水公園総合運動場
vsテゾーウロFC(10:50KICKOFF)