第3回を迎える『PauleleCUP』。
近隣や少し離れた地域のサッカー少年、遠くは岩手県から卒業生も駆けつけ、当日は33名の参加者で開催しました。
全く知らない子や、普段一緒にやらない学年の子どもたちと一緒に行うこのイベントは、
①『これからの社会の担い手でもある子どもたちが、刻一刻と変化していく社会を生き抜く力を育むために、大好きなサッカーを通じて誰とでもコミュニケーションをとり、信頼関係を築く経験をする』
②『試合を重ねていく中でコミュニケーションを深め、サッカーを楽しむという共通の目的に向かうことで、信頼関係を築いていく体験をする』
③『チームメイトの「立場」や「考え」「行動」を尊重し、対話を重視するリーダーシップを身に付けるきっかけとする』
大きな3つ目標を掲げた本当にRayoNAGOYAらしいイベントです。
当日の設営はジュニアユースの選手たち。
簡単に当日のスケジュールと試合の人数を説明すると、自分たちでコートを作り出します。
準備完了後は全員が集まり、「大会の趣旨」と「試合の進行順」を説明し、「どんな気持ちで試合をすると全員が笑顔で終えられるか」をみんなに聞いてみました。
「サッカーをしていてどんなときみんなは楽しい気持ちになるかな?」
「試合に勝ったとき!!」「ゴールしたとき!!」
「じゃあ試合に負けてゴールできなかったときは楽しくないのかな?」
「そんなことない!じゃあドリブルで抜いたりできたとき!」
「じゃあサッカーでずっとドリブルって成功する?」「ドリブルが失敗しそうなときってどんなプレーができるのかな?」
そんなやり取りをしながら、最終的には
「仲間と協力していいプレーができた時」
最高の答えを教えてくれました。
その後はチームで楽しくサッカーをするために必要な、自己紹介が始まります。
「名前と学年」だけでなく
「好きなサッカー選手」
「嫌いな食べ物」
など、自分たちが打ち解けやすい自己紹介をしました。
いつもと違うメンバーでもやるのは「サッカー」。
やることはことはいたってシンプルです。
仲間と協力し
全力でプレーし
ゴールを目指す
そして、相手に挑み
仲間をたたえ
試合に歓喜する!!
全試合が終了後、誰に聞いても『おれたちが優勝だ』と言うので、勝敗は1対1のPK勝負へ。
ここまでくると思いはひとつ。
『チームのためにゴールを決める!!』
想いを背負ったゴールはやはり格別。
みんな笑顔で大会を終えました。
終わってからはみんなが自然と片づけをし
ケガなく大会を終えることができました。
サッカーの力って本当に素晴らしいですね!!
『Paulele CUP』はSDGs/JFAグラスルーツ宣言の取り組み事業の1つとして実施しました。
①どの試合も全員が試合に出場し、全員がチームの一員として『誰一人取り残さずに』サッカーを楽しむことができました。
②だれでもいつでもできるスポーツとして、サッカーをしているしていないや所属するクラブの垣根を越えて全員が楽しむことができました。
③ジュニアユースの選手たちには運営や審判、会場設営などを行ってもらい、中には『やっぱ教えるのって難しいな』と指導者目線の発言もあり、生涯サッカーに携わるきっかけとすることができました。
『Paulele CUP』は、SDGsの「人や国の不平等をなくそう、つくる責任つかう責任」への取り組みを行いました。
『Paulele CUP』を通して「不要となったサッカー用具を集め、発展途上国に送る」プロジェクトについても実施しました。
みんなが当たり前に使っているものを必要としている仲間がいる。
世界中の人とのつながりを持つ貴重な場となりました。
ご協力ありがとうございました。
【寄付先】
NPO法人もったいないジャパン
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