先週のリーグ戦の復習からトレーニングを始めました。
立ち位置の考え方。どこに立って何を見てどんな微調整をするのか。
子どもたちの言葉からピックアップをして話を進めていくだけで、全員が納得する答えを導き出せました。
その後のトレーニングでは、思考を張り巡らせてポジションを取り、体は激しく動かさなくても頭の中がショートそうなほど脳みそを動かします。
ただ、サッカーには明確な答えはないんです。
唯一の答え(目的)は相手より多くゴールし勝利すること。その手段を考えるための原理原則はあっても、正解はありません。
手段が目的化している学校教育とはかけ離れています。
最後のゲームになると・・・さっきまで伝えていたゲームをうまく進めるための手段が出てきません。前回トレーニングでやった手段がでてきません。
『前回昭和橋小学校でやったトレーニングで考えたこと覚えてる?』
と聞くと、
『ん~、わかった!!4対2で真ん中に出して戻してサイドにやるやつ』
と覚えているようです。
『じゃあこの局面どうなってる?』と改めて確認すると、全員が論理的なポジションに立つことができます。
正直驚きました。
ここが問題なんです。
できるのに、わかるのに、受動的にプレーしてしまう。
できるのに、わかるのに。言われたことしかできない。
みんなは日常的に自分がやれることを探しているかな?
やれないことをできるようにする工夫をしているかな?
やらなきゃいけないことや、言われたことばかりやってないかな?
そんなことが気になってしまうトレーニングとなりました。
サッカーは本当に多くのことを学べるスポーツです。
Rayoでのサッカーを通じて、子どもたちが自らの足で逞しく歩んでいけるようになると嬉しいです。