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【監督コラム】育成年代(小中学生)のケガについて

サッカーは激しい動きや相手との接触などでケガをすることがあります。

例えば

①捻挫(ねんざ)、②肉離れ、③骨折、④打撲

これらは外傷と言われ、外からの刺激によって身体が損傷を受ける事で起きます。

そしてもう一つのケガ。

これはあまり知られていません。

スポーツ障害

これがなかなか厄介なんです。

オスグッド・シュラッター病、ジャンパー膝、サッカー膝、ランナー膝(膝の障害)

シンスプリント、アキレス腱炎、足底筋膜炎、踵骨骨端症(すね・足首・かかとの障害)

10歳ごろから始まる成長期に起きるのがスポーツ障害で、「骨の成長に靭帯や腱、筋肉の成長が追い付かず」に起こりる。それまではゴムように弾力があった筋肉が、骨がみるみる成長することによって両側に引っ張られ硬くなり、今までのように動かなくなり起こります。

無理して今まで通りプレーを続けると、どんどん痛みが増し、最悪の場合は治るのに半年以上かかることもあります。

そんなときに行くのが『病院』

一般的に馴染みのある「整形外科」の他に『スポーツ整形外科』というものがあるのはご存じでしょうか?

この二つは同じ「整形外科」とついていますが異なっています。

◎整形外科

一般的な整形外科では、日常生活で生じたケガや障害などの治療をおこなう。

生活習慣から生じる不調に対し、痛みの緩和や凝りを解消し、日常生活への支障をなくす又は減らすのが目的。

◎スポーツ整形外科

スポーツが原因で生じる複雑なけがや不調の治療と再発予防を図ります。

日常生活よりも強度の高い「スポーツ」に特化した治療を行うことで、スポーツへ復帰することはもちろん、けがをする以前よりもパフォーマンスを上げることを目的としています。

スポーツへの早期復帰を目標とするため、筋力低下などが起こる完全休養は必要最低限のみとし、できる範囲でのトレーニングは許容することが多いのが特徴。

「整形外科」「スポーツ整形外科」の違いは分かっていただけたでしょうか。

そして、痛みが出てきたら指導者に報告すること。

「スポーツ障害」の可能性があれば、できる限り競技から離れずにトレーニングに参加できるよう調整していきます。

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