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【監督コラム】未来を生きる子どもたち

7月22日~24日、今年の夏季キャンプが実施されました。

今回は小学3年生から中学3年生までの25名が2泊3日の活動に挑みます。

宿泊先までの道中でいくつかのプランを考えていましたが、一番初めに行ったのはこちら。

『Rayo農園』

自分たちで育てた野菜を収穫して、キャンプでの食材にします。

その後のんびりとマイクロを走らせると、道中に『歴史』を感じられる場所があったのでひと休み。

天下分け目の戦いとして名高い『関ケ原の戦い』が行われ、激闘が繰り広げられていた『決戦地』。

とてものどかな風が吹き、『風が見える』素敵な場所でした。

甲冑と関ケ原合戦図を見てその気になった5人は、軍議を行い。

『徳川を倒すために大谷と手を組む』という『総大将 石黒』の号令の下、次なる旅路へ向かいます。

キャンプ場は整備されている中にも自然が残り、とても素敵な場所でした。

どこのキャンプ場に行っても、施設の方からいつも尋ねられます。

「この後どんな予定ですか?」

決まって返事はこう。
「時間に追われるのはかわいそうなので、いつも時間は決めないようにしています」

すると
「ご飯は何時ごろにされますか?」と、ご飯の時間ぐらいは決まっているだろうとさらに質問を受けます。

『子どもたちがおなかが空くころに勝手に集まってくるので、それから準備をします』と答えると、施設の方は頭の中が『??』となっているような顔をされます。

初日はみんなキャンプ場内を周遊し、私たちコーチ陣も危険個所がないかを探し回ります。

夕方になるとやはり子どもたちがぞろぞろと集まってきたところで、簡単に『Rayoオリジナル炊飯の掟』を伝えると子どもたちは

『おれ火やりたい!』『米何合にする?』と、ある意味勝手に準備を進めます。

1日目はそんなこんなで終了。

『明日4時半に起きようぜ』という普段では考えられないような声のなか眠りにつきました。



『みんなー4時半だよーーー』

けいととたくみの声でみんなが起き出します。

そこから早朝野球。

朝食を食べた後はみんな思い思いに遊び、気づいたらみんな川に集合していました。

『コーチ見て見て!!』と子どもたちが見せてきたケースの中には鮎がたくさん。

そこからはみんなで『夏の鮎捕獲大作戦』

川遊びあり

スイカ割りありの2日目でした。




3日目は今回みんなが楽しみにしていたイベントがあります。

朝、豪雨に晒されなんとか出発にできるかと思いましたが・・・なんと!!

バスが動きません。。。

朝の雨でぬかるんだ土にタイヤがスリップして、何をしても抜け出せなくなりました。

みんなバスから下り、力自慢の「七武海」で全力で押してもダメです。

そこで呼んだのはキャンプ場の「四皇」

ベニヤを置き、軽トラで引っ張り脱出成功!!

そこで施設の方と話をしたときにこんなことを言われました。

『何百人単位の子どもの団体やスポーツのチームがたくさん来ますけど、今回が一番勉強になりました』

続けて、
『初日に「何も予定を決めない」と言っていた意味が分かりました。』『ご飯を作っているところや、子どもたちが遊んでいるところを見させてもらったんですが、年齢関係なくみんなが意見を言ったり役割を探す。そしてほかの子の意見を否定せずに受け入れる。自分の仕事にはしっかり責任を持っていました。そんな子どもたちを育てたいんですね』

これこそがクラブの大切にしていることで、第三者からの言葉にとても感動しました。

これまでは『自主性の時代』で、これからは『主体性の時代』

これまでは『1を100に近づける時代』で、これからは『0から1を生み出し、それを100に近づける時代』

感動と子どもたちへの感謝を胸に最終目的地へ。




最終目的地はこちら

そこでウェットスーツを着て

シャワークライミングスタートです。

川をのぼり


逆流を泳ぎ



滑ることだってできます


滝に打たれ



最終的にはダイブ!!!!!


とても貴重な体験をすることができました!

子どもたちは毎年キャンプを通じて成長しています。

はじめは誰かに聞くことで解決しようとしていた子たちが、自分で考えて決断し、みんなと話し合いをし人として成長していきます。

キャンプに初めて行ったときに2年生だった子どもたちが6年生に、3年生が中学1年生になりました。

大人になったときに、「こんなことあったよね~」とみんなが顔を合わせて笑ってる光景が目に浮かびます。

お父さんお母さん、いつも信頼して子どもたちを送り出していただき、ありがとうございます。

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