前回のリーグ戦から約一か月が経ち、この日はSTD’ORさんとの試合が開催されました。
【結果】
RayoNAGOYA 17vs0 STD’OR
得点者:守永航(西中FC)×4、酒井唯斗(グランパス名古屋)×3、森涼真(西中FC)×3、大矢透生(RayoNAGOYA)×2、胡麻嶋翔(FC名西)×2、伊藤天卯蕾(西中FC)×1、、寿台順顕(一色中)×1、篠崎彦孝(AVANCO)×1※カッコ内は前所属チーム
さて試合はというと、守備ブロックを下げて対応する相手に対してビルドアップの目的が分かりづらく、3-4の2ラインで構える相手に対して効果的に前進できません。
スペースの広いサイドにはポジションを取っているものの、前進のボール回しが臆病になったところでスピードが下がり、ボールは保持できるものの何やら糸口が見つからない状況にモヤモヤが続く。
『前進は斜めのパスを優先する』
御田中学校でのトレーニングマッチを時にみんなに伝えたサッカーの原理原則。
効果的にサイドが使えないということは、もちろん相手がブロックを中に固めさらに前進が難しくなる。
飲水時には相手のハーフスペースを再定義し、中からの崩しとサイドのスピードアップを狙った結果、相手の守備を揺さぶることが出来ました。
この試合何より良かったのは、チームのプレイモデルを選手たちが表現しようと取り組んでいたこと。
今まではどこかしら「試合に勝てばいいや」そんな雰囲気があったのが、「全員の立ち位置・ポジションごとの役割・サッカーの原理原則とコート上での共通のビジョン」を選手全員が持ち、チームを尊重した戦い方で得点を重ねたこと。
ベンチにいる選手たちも
『練習でやった局面じゃん』
『あそこはもうちょっと内側に引き付けてからの方がよかったよな』
『やっぱあのエリアのパスは取られるな』
と、トレーニングと試合とのつながりを感じ、『サッカーを賢く見る能力』が全員に備わってきていることを実感しました。
スタメンのうち4名が2年で2名が1年。
個の能力だけでなく、『同じビジョンを描く選手が集まるサッカー』。
夏を越えてRayoの選手たちは新しいサッカーを見せてくれると信じています。