4月17日、この日クラブユース選手権の第3節が行われました。
グループリーグ突破のかかる試合。
前日の敗戦を受けて迎えた当日。選手たちは笑顔で挨拶をしますが、どことなく不安な表情が垣間見えます。
緊急ミーティング。
この大切な一戦を、Rayoの強みである選手同士の繋がりの強さに託しました。
テーマ:『どんな感情で試合を行うか』
唯一動かせる『自分』に矢印を向けて、『自分たちの感情』に範囲を広げて選手たちのみで話をしてもらいました。
「アップに入った時から集中」「キックオフ時から緊張感を持つ」など、自分たちで考えた内容を自分たちの言葉で表現してくれました。
大人が当たり前に思っている『選手は勝ちたいと思っている』という固定概念。
子どもたちに「勝ちたい?負けたい?」と聞くと100%全員が「勝ちたい」といいます。
ただ、その質問の内容そのものが閉鎖的であり、クローズドな内容。
重要なのは、どれくらい子どもたちが勝つことに「内発的動機」を持っているかではないでしょうか。
試合を重ねるたびに内容は良くなってきている。
「攻撃・ネガティブトランジション・守備・ポジティブトランジション・セットプレー」
各々を切り取った時の立ち振る舞いは、1か月前とは全く違うチームのようです。
試合は、攻撃と守備が目まぐるしく変わる展開。
ブロックを固めたRayoに対してアーリークロスでゴール前に迫るモノリス。
1か月前のC.GROSSO知多とのトレーニングマッチでは、そこから失点を繰り返しました。
そこから導き出した答えは『クロスを上げさせる展開にしている』と理解することでした。
その後、試合を重ねてきた選手たちに、迷いが感じられなかったのはかなりの成長でしょう。
後半5分での失点。
ブロックを固めながらのセンターバックとサイドバックの間を通され、背後をとられの失点。
攻勢に出たいRayoは瑛斗が「意図的な守備」から高い位置でボールを奪い攻撃の糸口を作る。
ボールを握りだし、相手のハイプレスに臆することなくボールを握る時間帯。
幾度となくテンポよくボールを動かすも、サポートの選択のミスがあるとやはりボールは進まない。
試合終了。
2度目を迎えるクラブユース選手権。2次リーグ進出はなりませんでした。
目まぐるしく局面が変わるのがサッカー。
選手たちはそのひとつひとつの局面で役割を理解し堂々と戦ってくれました。
最近選手たちは「サッカーは難しい」と口を揃えて言います。
サッカーを理解していくことで、目の前の状況を認識し分析⇒決断。試合を重ねるたびに認識・分析のスピードは速くなり脳に掛かるストレスは減っていきます。
だからこそチームはどんどん新しいことを学び成長できるんです。
選手たちは休む暇はありませんね。
これからも全員で成長していこう。
たくさんの応援ありがとうございました。
【結果】
RayoNAGOYA 0vs2 モノリスFC