12時30分スタート。
一向に始まる様子もなく、仲間と『うふふ、キャハハ』とお話が止まりません。
そんな中、1人の選手がある言葉を発したのをきっかけに、すべてが動き出します。
『早くゴール作ろうぜ』
全員が動き出し、自分たちでトレーニングができるように準備しました。
『行動を起こせる選手』
『ついていく選手』
コーチがジュニア期に身に付けて欲しいのは、行動を起こす力が全員にあると認識すること。
自分に責任を持ち、仲間と意見をすり合わせ、その場の正解(絶対的な正解ではない)を導き出すこと。
サッカーはテクニックやポジショニングだけでは成立しません。
チームが困ったときに、『こうやってみようぜ』と主体的に行動を起こすことができるかどうか。
ここが大きな分かれ道です。
もちろん目的は相手より多くのゴールを奪い試合に勝利することです。
手段は最終的にコート内の選手に委ねられています。
だからこそ指導者は、選手の主体性を奪わないような声かけをしなければなりません。
選手にやらされることを無意識に植え付けてはいけません。
当日のトレーニングはというと、アップのゲームから始まり、3対3+2フリーマンで全体のバランス、守備から攻撃への切り替え、いつどこを認識した方がいいかを学びました。
全員が前向きに取り組む中で、リーダーシップをとっていたのは『早くゴール作ろうぜ』と言っていた彼でした。
最後のゲームでは1本目6年チームが大敗し、2本目では大勝しトレーニングを終えました。
チームは今年で4年目、ずっと変わらずどの会場で試合をしても一番元気なのはRayoの選手たちです。
サッカーを愛し、仲間との時間を大切にできるみんなの明るい未来を信じてます。
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