6月12日(水)と19日(水)の「普及クラス」は運動場が使用できないため体育館での活動となります。
そのためサッカーではなく「バルシューレ」を開催いたしますので、振替等で参加できていない方など、この機会にご参加ください。
参加したい方はメールまたは口頭でコーチまで教えてくださいね。
「バルシューレ」とは
初めて耳にする方が多いのではないでしょうか。
そんな バルシューレとは何か?
簡単に言うと・・・
ドイツで生まれた子どものためのボール運動(あそび)教室です。
ドイツ語のスペルは「Ballschule」。英語に直してみるとBall schoolとなり、(子どものための)ボール運動教室を指しています。
昨今、子どもの体力低下が問題とされるようになり、体力の低下は同時に動き方の能力低下も意味しています。
そのため、小さいころからの体づくりが重要だと考えます。
「バルシューレ」の、4つの重要な理念
- 多様な運動やゲームを経験し、汎用的な能力を身につけること
- 子どもの発達に適したプログラムを提供すること
- 楽しいと感じる学習機会を提供すること
- 修正指示の全く(又はほとんど)ない指導をすること
例えば…
- 幼児
大小さまざまな柔らかいボールを使用して、手を使い・足を使い・道具も使いながら歩く・走る・振る・支えるなどの要素を入れることで基本的な動きを身につけ、できたことの達成感を味わい自信に繋げていきます。
①ボール投げ遊び
目標物のリングめがけてボールを投げて、上手に入れば点数をとれるようにします。投げ方を教えるよりも、もうちょっとで入りそう!という気持ちが大事!? - 小学生
多様な種類のボールを投げたり・捕ったり・弾ませたり・打ったりするような基本スキルを組み込み、ゲーム状況に応じて動く動作を身につけます。
①ボール運びリレー
ボールを持って走り、次の友だちに渡すというリレーをベースに、ボールを蹴って走る、ディフェンダーを避けながら走るなど変化をつけます。正しいタイミングで最適な位置取りをして、協働的なボールの確保ができるようになります。また、パスやシュートなど突破のチャンスになるような隙を認識する能力が高まります。
「バルシューレ」の特徴は
バルシューレでは、ゲーム中に子どもたちには指導的介入を全く(もしくはほとんど)しません。子どもたちが「学習している」意識を持つことなくゲームに付随する知識やスキルを身につけることを目標としています。これは潜在的学習と呼ばれるもので、ボールゲームを始めた子どもにとって、この無意識的に学ぶスタイル(自由なプレー)がボールゲームの能力開発に役立ちます。