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【必読】サッカーで身につけて欲しい感情のコントロール

『サッカーはミスで成り立つスポーツ』そんなことが言われています。

目は顔にあって、そこから一番離れた足でプレーすることが多いスポーツ。

なおかつ足は日常生活では使う頻度が少なく、手に比べると器用に動かし辛い。

そんな難しいスポーツにも関わらず、試合では得点を競い勝敗があります。

ある時にはパスが変なところに飛んだり

ある時にはドリブルが大きくなったり

空振りすることだってあります。

そしてそれが積み重なるとき、得てして失点します。

そんなとき選手たちの頭の中ではどんなことが起こっているのでしょうか?

ネガティブな現象が起こると、選手たちの脳ではそれを「認知」し、その後に気持ちが沈むようなマイナスの感情がやってきます。

落ち込みが長く続く人はそのことについて長く考えるという「行動」をしてしまうため、なかなか落ち込んだ気分から抜け出すことができません。そして失敗を繰り返してしまいます。

神経系の新たな研究によると、「人間の判断を一番左右するのは感情だ」という結果が出ました。

人間が『判断や決断』をするときに使う脳の部分を調べたら、感情が作用する部分が使われていたのです。

人間は物事を決めるときに『ハート(感情)』で決めているか、それとも『頭(論理)』で決めているかと、ずっと議論されてきており、これまでは「頭でしょう!!」と多くの人が考えていました。しかし最近の研究結果では、実は『論理の土台には感情がある」ということがわかってきたのです。そしてこれは今世紀最大の発見と言われています。

楽しいときは少し勇気ある決断ができたり、悲しいときはいつもより勇気がなくなってしまったりというのは、『感情が決断を導く」代表的な例であるともいえます。

 そうすると、「判断が重要なフットボール」において、子どもがいいプレーをするには試合中『いかに強くポジティブな感情』を持っているのかが重要になってくるのです。

では、落ち込んでしまったときにどうしたらいいのでしょうか?

こんなときこそサッカーの良さをベースに考えてみてはどうでしょう。

サッカーには仲間がいます。

たとえば失点してみんなが落ち込んでいるときに「切り替えろ!」「1点取ろうぜ!」「まだ終わってない!」と仲間に前向きなパワーを送る(いい姿勢で大きな声で)。その結果、仲間が反応してそのエネルギーが自分に返ってくる。そんな繋がりが必要です。

というのも、そもそも「感情のゴール」と「行動のゴール」は別であるはずです。

そのうえで仲間に対する感情のゴールは『よし、切り替えて頑張ろう』とポジティブな気持ちになってもらうことで、行動のゴールは「ポジティブな精神状態でプレーしてもらうこと」です。

その行動は前向きなパワーを送った選手自身にも返ってきます。

そんな仲間同士の関わり合いこそが、いつでも得点に左右されないチームとなり、『成長し続けられるチーム』になるのではないでしょうか。

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