4月にパロマカップを終え、チームとしての戦い方のはっきりしたチームとの対戦を重ねた。
我々もチームとしての戦い方はあるものの、サッカーとは同じピッチ上で相手を直接的に妨害し、得点を競いあうゲーム、『相手に自分たちのやりたいことをやらせてもらえず、相手のやりたいことをやられてしまった大会』となった。
そこから約2週間、おおまかなテーマは『①相手にやりたいことをやらせず得点を奪うこと』『②快適なプレーが出来なくてもプレーを成功させること』『②相手に対して激しくプレーすること』とし、選手の無意識的な部分を変化させることに多くの時間を割いた。
U15リーグは約1か月半ぶり。
GWの初戦は「FC刈谷」との試合。
前半あつは(RayoNAGOYA)のプレスからじゅんかい⇒りょうま(西中FC)とつないで幸先よく先制。
ボールをしっかり繋いでくる相手に対して力強くプレッシング。
『相手のやりたいことをやらせない』
トレーニングでの共通理解がチームを支える。
後半になると相手はディフェンスと中盤のラインをコンパクトにして守備の安定を図る。
前半のようにボールは動かせず相手ペースに。
と思われたが、そんなチームを救ったのはディフェンスのあおし(Positivo)とあつはの2人。
「そこで取り切れ!!」
「もっと強く!!」
「前蹴らすな!!」
大きな声でチームを鼓舞する。
あおしはこのゲーム、本人曰く「めちゃくちゃ調子が悪かった」らしいが、ゲームを読む力とコーチング力はいつもチームを前に向かせてくれる。
試合は、拮抗した展開となったがひろたか(AVANCO)が追加点を奪い2-1での勝利となった。
1日空けて5/6には「守山FC」との試合。
前節の良いイメージを持ちつつ、柔軟に相手に対応することが求められる。
奪ったボールをシンプルに背後に蹴りこんでくるチームに対し、
プレスに行くのか行かないのか?
ディフェンスラインのこぼれ球を誰が拾うのか?
カバーリングはできているか?
そんなことが求められる試合でした。
幸先よく、えいと(RayoNAGOYA)のゴールで先制。
その後はポジションをキープしながら、守備への切り替え時のリスクを減らしながら攻撃を組み立てる。
ハーフタイムには自分たちで話を進めるが、どことなくダラダラ。
各々が話したいことを言うばかりで、もちろん結論には至らず。
そしてなんとなく「このまま行こうぜ」と。
後半は「試合に流される展開」「個人頼みの打開」で追加点は奪うことが出来ず、
終了間際にファールのフリーキックから失点。
勝点2を落とす結果となってしまいました。
普段から、『流されること』が多い子どもたち。
主体的に進めていきたい『自分たちの試合』で、ほんの些細な心の隙から1点を奪われました。
これをどう活かすのか。
答えは選手たちの中にあるのかもしれません。
【結果】
RayoNAGOYA 2vs1 FC刈谷
得点者:りょうま(西中FC)・ひろたか(AVANCO)
RayoNAGOYA 1vs1 守山FC
得点者:えいと(RayoNAGOYA)