5月7日、GWも終盤に差し掛かるこの日、トライルSCさんとの試合を行いました。
1月のクラブカップでは10名で試合に挑み勝利した相手だけに、どこか気のゆるみがあったのかもしれません。
【結果】
RayoNAGOYA 1vs2 トライルSC
得点者:唯斗(グランパス名古屋)
前半の立ち上がりに相手の連係ミスから得点し、立ち上がりは上々でした。
その後は目に見えるエラーは少ないものの、守備から攻撃への切り替えの部分でのプレイモデルの欠落が多く見られ、なんだかはっきりしない展開が続きます。
サッカーは非常に複雑なスポーツ。
複数なことを同時にこなしていく必要があるため、拠り所となる基準があると、選手が明確にプレイできる。
プレイモデルはそのために存在します。
しかしそれでも試合の流れは早いもの。2部のチームと互角に戦えるようになってきても、公式戦には独特な迫力とプレッシャーがあります。
全体としてではなくても、個人が立ち位置を調整すればなんとなくうまくいっているように見えますが、なんとなくではどこかでしわ寄せが来ます。
前半はビルドアップの部分でひなた(西中FC)の成長がみられ、ボールを循環させる場面も増えたものの、後半になれば負けているチームはもちろん積極的にプレッシャーをかけてきます。
①1度は相手FWのラインを越えたボールを簡単に下げてしまうと、また1からやり直す必要がでてしまい、②ミドルブロックの相手に対して、3のスペースを意図的に使わないと相手に簡単に誘導されてしまいます。
トレーニングで伝えてきた部分です。
戦術理解度の個人差、このままだとチームの底上げをするにあたり足枷となるので再確認が必要ですね。
試合に出ている選手は試合に勝つという目標を達成するために、全力を尽くさなければなりません。「サッカーを全力で頑張る」という、外見的なものは当然です。
「仲間に対して何らかの指示や働きかけをする」「大きな声を出してチームを鼓舞する」
勝ちに向かう仲間の背中を押しているのであれば、これほど素晴らしいリーダーシップはありません。
もちろんそこに学年は関係ありません。
プレイモデルを学び、全力でトレーニングをし、責任感をもったプレイをする。
その積み重ねがリーダーシップを育てます。
この日のコート上にリーダーシップを発揮できる選手がいれば、、、結果は違うものになったと思います。
ゲームは終了間際に得点を奪われ敗戦。
悔しい結果となりました。
嬉しかった話をひとつ~
3月から新たに学びを増やし、4月のクラブカップから、プレイモデルとのバランスがとれない選手たちに「全員が同じ手段を描いて試合をすること」「その中で自分の良さを存分に出すこと」を求め、自由と規律が共存した自律を促してきました。
その結果、GWの試合から選手たちに変化がみられました。
「ちょっと集まって」「セットプレー考えようぜ」。
この日は
「みんな一回集まってください」
「おれたちはチャレンジャーなんだから、試合までの残りの時間も集中切らさないで過ごそうぜ」
と話し出し、自分たちでミーティングを行っていました。
みんなに居場所があるチームの選手たちは、チームを愛し、仲間を愛し、仲間に愛されることで安心して過去の自分を超越する取り組みをしてくれます。
この日、試合に勝つことはできませんでしたが、こういった心の成長はRayoならではですね。
応援ありがとうございました。
【NEXT MATCH】
5月15日(日)高円宮杯 JFA U-15リーグvs祖父江SC(13:00KICKOFF)
会場:長島運動公園多目的広場