4月10日、この日はクラブユースサッカー選手権の第2節が小牧パークアリーナで行われました。
前日の試合は夜の20時半、そこから帰路につき選手たちが自宅に着いたのは23時頃でしょうか。
当日は30℃を越しそうな天気の中、終わってみれば身体は熱く、脳も熱くなっていた気がします。
【スタメン】
蒼・龍我・敦羽・優生・瑛斗・透生(RayoNAGOYA)・こうらい・日向(西中FC)・唯斗(グランパス名古屋)・順顕・彦孝(所属なし)
個人技とショートパスで侵入してくる相手に対して、『意図的に守備を行う時間の短かさ』が後半に響きました。
前半7分、バイタルエリアで受けた相手選手に対して、こうらいがボールを奪いきってのカウンター。
ディフェンスラインの背後に送り込んだボールに飛び出したGK、ボールに触れることなく唯斗と接触し両選手が転倒。
決定的機会の阻止でレッドでもおかしくない場面で、審判の判定はイエローカード。
その後、ブロックを固めながらも意図的に相手にボールを持たせることができず、少しネガティブな言い方をすれば、たまたまカウンターが決まりそうな場面はチャンスになるが、たまたまは続かない。
だからこそ、前日に話をしていた通りみんなが立ち帰る考えが必要なんです。
チームのプレイモデルの中で個性を発揮する。
その思考が再現性を生み、『相手チーム』との戦いになるんです。
失点は後半1分。
『ボール保持者へのプレス』、『オープンな相手が持った時の対応』でエラーが出てサイドを突破される。
一度はカバーが間に合ったもののペルムータでのエラー、シュートのリバウンドを拾う準備の4つのミスが重なり失点。
3分に翔(FC名西)を投入し、攻撃的な意識を選手に与える。
後半15分頃からボールはRayoが握る。
ビルドアップの局面でフリーマンを見つけボールを動かしだす。
龍我が高い位置をとり、泰一が積極的にオーバーラップ。
チャンスは突然やってくる。
サイドで縦パスを予測した龍我が、ディフェンスの背後に飛び出した唯斗へダイレクトパス。
キーパーが目測を誤ってかぶり、残ったディフェンスの頭上を越えてループシュート。
ボールはゴールに吸い込まれ、絶対に決まったと思ったシュート。
ブレッツアのキャプテンが『追え!追え!最後まで追え!』と声を荒げる。
ゴールに体を投げ出しながらギリギリでクリア。
最後まで点を取られないという気迫。
相手ながら学ぶものがありました。
全力を出し尽くし、ギリギリの試合を落とした選手たち。
多くの学びと多くの後悔があるでしょう。
公式戦が再開され2試合目、これからまだまだ長い道のり。
良いこともあればもちろん悪いこともある。
そんな時にこそ、唯一自分の意志で変えられる『自分』に目を向け前に進んでいきましょう。
チームはまだまだ発展途上。
応援ありがとうござました。
試合後、前半に唯斗とキーパーが接触した時のイエローカードの提示についてコーチの調べたことを共有します。
【DOGSO(ドグソ)とは?】
「Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity」の略で、決定的な得点機会の阻止を意味し、適用された場合、レッドカードが掲示される。なお、DOGSO適用には以下の条件が必要となり、そのうち1つでも当てはまらなければ適用されない。※カッコ内は試合の状況を記載してあります。
1.ゴールの距離(約30mでディフェンスの背後を完全に取ってる)
2.守備側競技者の位置と数(キーパーを越えた場合、ディフェンスは間に合わない距離にいた)
3.ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性(前方のスペースにプレーしており、接触がなければボールをコントロールできる)
4.プレーの方向(もしかしたらここの部分でイエローにとどまった可能性がある。プレーされたボールは斜め外側に行き、ボールをコントロールしてもすぐにシュートが決められる状態ではなかった)
参考までに。
【NEXT MATCH】
4月16日(土)AIFA U15リーグ
RayoNAGOYAvs豊橋デューミラン(13:30KICKOFF)会場:蒲郡公園グラウンド